光蔵寺の銘木・花だより
「白モクレン」
江戸後期に植えられたと伝わる樹齢150年以上の白モクレンの大樹である。
近年老齢と土の固さにより枝振りが少し弱くなっているが、それでも多くの大輪を咲かせ訪れる人を楽しませている。
先頃:3月中旬ごろから約1週間が見頃。
銘木「唐つばき」
県内でも数少ない大輪の花を咲かせる「とうつばき」
今治市の天然記念物に指定
原種は中国雲南省の辺りとされており、日本の代表的なツバキの野生種であるヤブツバキの近縁種で、中国南西部より渡来したものである。 椿とは思えないバラのような大輪で艶やかな花が魅力である。
見頃:四月初旬ころ
「しだれ桃」
今治川柳会の木原女史作の川柳碑と共にご寄贈いただいた枝垂れ桃
華やかな濃い桃色が美しい。
「一条のけむりが答えかも知れぬ」
見頃:3月下旬から4月初旬
「モミジ事業」
この度、光蔵寺は晋山記念として、法縁にあたる京都の栂尾山高山寺より
「高山寺モミジ」と日本最古の茶園、宇治茶の原木として知られる高山寺の
「お茶の銘木」を拝領しました。
高山寺は、奈良時代創建の古刹で、平安時代には平家物語の文覚上人が住し、鎌倉時代には傑僧明恵上人が再興した華厳・真言共学の名刹です。国宝「鳥獣人物戯画図」をはじめ、絵画、典籍、文書など、数多くの文化財を保有。
境内が国の史跡に指定されており、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
明恵上人が中国より帰った栄西禅師から贈られ栽培した日本最古の茶園は宇治茶の原木で、現在でも全国の茶園業者の帰依を集めており、云わずと知れた紅葉の名所であります。
これを機に、境内ならびに裏山の整備を住職と共に進めており、第一回植樹において、増殖した高山寺モミジの苗木100本を裏山に植樹しました。以後も植樹と山林の整備を進めていく計画です。
しかしながら、もみじの苗木が足らないのが現状です。全部苗木を増やすのも、雑木の伐採も住職と縁者だけでやっておりますので、苗木の増殖などに多大な時間と労力がかかりどうしても限界があります。次世代の為がんばっておりますので、苗木などいただける方は何卒ご助力戴けますよう宜しくお願い申し上げます。
合掌