このホームページを編集するにあたって
お寺と一口でいってもその形態は様々です。
祈祷を中心としたお寺もあれば、観光を中心にしたお寺もあります。またそのほとんどは檀家さんの菩提寺としての檀家寺だと思います。私はこの医王山光蔵寺のホームページを立ち上げるにあたって寺院のサイトをいろいろ拝見させて頂きました。ご祈祷の申し込み用紙までついているページもあれば、写真とお寺の縁起だけを載せている簡易なページもあり、ご住職がお寺のことはそっちのけで自分の意見を本音で熱く語っているページもあったりして、お寺のホームページと一言で言ってもその内容は本当に様々です。
そして私も今回自坊のホームページを作成するに至ったわけですが、少し前まではお寺にホームページなんかいらんやろと正直思ってました。その訳は僧侶の身でありながら、必要以上に欲をかいているような気がしていたからです。
しかし、ある時その考えが少し変わりました。
私は自坊に帰ってきてから、名古屋から四国八十八ヶ所の巡礼の旅をされる方々の先達(先導して案内する役目)をさせてもらっていたのですが、その時によく「おじゅっさん(といってもこの時はまだ28歳です・・・。)のお寺は愛媛のどこなん?」とか「どんなお寺なの?本尊は何の仏さんなん?」と聞かれることが多く、その方々に後になってわざわざ写真やお手紙を頂いたりした時に有り難いな思うと同時に、縁のある方にここのお寺もみてもらいたい、そしてこの愛媛の田舎からでも多くの方と意見や便りを交換できる場を持ちたい、という思いをもちました。(やっぱり欲?)
このような思いで今回この医王山 光蔵寺のホームページを作らせて頂いた訳でありますが、初めてのことなので不手際なこともあるかもしれません。お気づきのことがありましたら、ご遠慮なく申し出ていただけたら幸いです。
また、このホームページは@医王山 光蔵寺の情報をできるだけ正確に掲載する Aお寺だけでなく人間の顔の見える (活動・情報)ホームページにする B檀家さんや多くの方とのコミュニケーションの場としてのホームページとする 以上の3点を主眼において作成しました。
そして、テーマは「生を学ぶ」です。
具体的には、私の知人・友人をはじめ多くの方々の人生の一面(思い)をシリーズとしてとりあげ人生にとって有用な情報・生きていく励みや力になる話を掲載することで人生の修行道場としてのページへ質を高めていきたいというのが私の願いでもあります。また一見仏教とは関係ないと思われるものでも、科学・芸術等の面でも、よりよい心で生きていくことに役立つものであればどんどん取り上げていきたいと思います。
以上簡単ではありますが、皆様へのあいさつに代えさせて頂きます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
平成16年(2004年)秋・吉日
瑠璃院 医王山 光蔵寺